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縮毛矯正の失敗例別対処法! 返金請求、お直しはできる?

縮毛矯正は、くせ毛で困っている方にとって救世主のようなメニュー。
その反面、失敗すると髪がチリチリになり切れ毛が起こる危険なメニューでもあります。
そこで今回は『縮毛矯正の失敗例別対処法! 返金請求、お直しはできる?』というテーマでシェア。
福岡でフリーランス美容師をしている宇井がお送りします。

失敗の確率が高い? 縮毛矯正は高難易度施術


縮毛矯正はブリーチと並んで失敗のリスクが大きいメニューです。
そのリスクの大きさから、縮毛矯正は難しい施術とされています。

さらに縮毛矯正は、パーマやカラーと比較して、失敗すると修正が難しいのが特徴。
なぜなら、縮毛矯正を失敗した髪の状態の悪さは、パーマやカラーの比じゃないからです。

ネットで「縮毛矯正 失敗」で検索をしてみてください。
チリチリになって、切れた髪が多くアップされているはずです。

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縮毛矯正の失敗例1 髪がチリチリ(ビビリ毛)になる

縮毛矯正で最も多いが失敗は、髪がチリチリ(ビビリ毛)になることです。
ビビリ毛は困難を極めます。

原因

縮毛矯正をかけてビビリ毛になるのは、度重なるダメージが原因!
例えば、ブリーチをしている髪に縮毛矯正をかけるだけでビビリ毛になりやすいです。

また、縮毛矯正を何度もかけるとビビリ毛になります。
「熱や薬剤のダメージが一定以上を超えるとビビリ毛になる」と覚えてもらえればOK!

逆にカラーや縮毛矯正などをしたことがないバージン毛は、ビビリ毛になりづらいです。

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自分でできる対処法

縮毛矯正を失敗されてビビリ毛になったら、自分でできる対処法はほぼありません。
なぜなら、ビビリ毛なると美容室でさえ対処が困難になるからです。
唯一、自分でできる対処法は以下の3つです。

  • 洗い流さないトリートメントを使う
  • 自宅でヘアアイロンを使わない
  • 美容室のシャンプーやトリートメントでケア

市販のアイテムを使ってビビリ毛をケアするのは不可能に近いです。
美容室のアイテムを使い、自宅でのアイロンを控えてください。

縮毛矯正の失敗例2 ぺったんこで不自然な仕上がり

縮毛矯正の失敗で髪がぺったんこな仕上がりになった経験はありませんか?
ぺったんこな仕上がりに関しては、比較的簡単に対処できます。

原因

縮毛矯正をかけて髪がぺったんこになるのは、強くかけすぎたことが原因。
しっかりくせ毛を伸ばそうとして、強すぎた可能性が高いです。
縮毛矯正に慣れていない美容師さんに多い失敗と言えます。

自分でできる対処法

髪がぺったんこになった際の対処法は、放置することです。
縮毛矯正をかけ直すのはやめてください。
さらに髪がぺったんこになります。
髪は月に1cmほど伸びます。
2~3週間経過すると根元に地毛が生えてきて、自然とボリュームが出るので安心してください。

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縮毛矯正の失敗例3 髪がうねる

縮毛矯正をしたのに髪にうねりが残っていたら嫌ですよね…
「美容室に行った意味がないじゃん!」と思ってしまいます。

原因

髪にうねりが残るのは、かけ方が弱いのが原因。
美容師的に言うなら、還元不足というやつです。
くせ毛が強すぎる人に多い失敗。
縮毛矯正の薬剤よりもくせ毛が強すぎるとうねりが残ります。
特に縮れたようなくせ毛の方に起こりやすいです。

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自分でできる対処法

自分できる対処法はありません。
なぜなら、自分自身で縮毛矯正をかけ直すのは不可能だからです。
美容室で手直しをしてもらいましょう。

縮毛矯正の失敗例4 髪が広がる

縮毛矯正をしたのに髪が広がる場合の手直しは簡単です。
しかし、髪が広がる原因がダメージだと難しくなります。

原因

縮毛矯正をしたのに髪が広がる原因は2つ。

  • くせが伸びていない
  • 髪のダメージで広がる

くせが伸びていない場合は、先ほど「髪のうねり」で紹介した方法で問題ありません。
美容室で縮毛矯正をかけ直せば解決します。

一方、ダメージで髪が広がる場合は「縮毛矯正で解決!」みたいに簡単ではないです。

縮毛矯正の目的は、くせ毛を伸ばすこと。
そのため、ダメージで広がっている場合は効果が出にくいおそれがあります。

髪が広がる場合は、髪質改善ストレートか酸性ストレートなどがおすすめです。
これらは、通常の頑固なくせ毛を伸ばす縮毛矯正(アルカリ矯正)と少し違います。

担当する美容師さんに「どのタイプの縮毛矯正が合っているか?」と相談しながらかけてみてください。

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自分でできる対処法

くせ毛が伸びていなくて髪が広がる場合は、ヘアアイロンで伸ばすしかありません。
しかし、ヘアアイロンを使いすぎると髪への負担が大きくなるので注意。
髪が広がる場合は、洗い流さないトリートメントを使ってあげましょう。
オイルタイプの保湿が強めのアイテムが良さそうです。

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縮毛矯正の失敗例5 髪の根元が折れている(根元折れ)

縮毛矯正の失敗で根元折れは意外と多いです。
根元折れしていると髪にボリューム出ません。
さらに髪が伸びてきたときに不自然な痕が髪に残ってしまいます。

原因

縮毛矯正をして根元折れになるのは、薬剤を頭皮につけているのが原因。
一般の方は知らない人が多いですが、縮毛矯正の薬剤は頭皮につけません。
この点がカラーとは違う部分です。

縮毛矯正の薬剤は頭皮につけずに塗ることで、根元にふわっとした自然なボリュームを生み出します。
頭皮に薬剤をつけると、髪が伸びてきた際にカクンとL字に髪が折れてしまいます。

自分でできる対処法

縮毛矯正の根元折れは、自宅では対処できません。
髪が伸びるのを待って、美容室で縮毛矯正をかけ直してもらいましょう。

美容室で縮毛矯正をかけ直す際は「髪が根元折れしています」と一言添えるのが重要です。
何も伝えないと美容師さんが見落とす可能性があります。

縮毛矯正の失敗例6 縮毛矯正の効果が出ていない

縮毛矯正の効果が出ないと、「長時間、美容室にいたのに…私の時間を返してくれ!」と思ってしまいますよね。

原因

縮毛矯正をして効果を感じないのは、くせ毛が伸びていないからです。
「髪のうねり」や「髪の広がり」で解説したのと同じ現象と言えます。
しかし、ここで1つ縮毛矯正に関する注意点があります。

それは「もともとストレートな人が縮毛矯正をしても効果はない」ということです。

たまに、くせ毛はないのに「もっと髪をまっすぐにしたい!」という理由で縮毛矯正をされる方がいます。

既に髪がまっすぐの方は、縮毛矯正はやめましょう。
髪だけが傷んで逆効果になります。

自分でできる対処法

縮毛矯正をしても効果がなかった人は、美容室でかけ直すのがいちばんです。
自分自身でどうにかしようと思わないでください。

縮毛矯正で失敗したときのNGな対処法


縮毛矯正を失敗されると、「早くどうにかしたい!」と思って自分でどうにかしようとする人がいます。
実はこれって非常に危険です。
縮毛矯正で失敗したときのNG行為を紹介します。

失敗した部分をカットする

縮毛矯正で失敗された部分をカットするのは、危険というよりもったいないです。
なぜなら、くせ毛が伸びなかった失敗なら美容室で手直しができるからです。

逆に縮毛矯正で髪が傷みすぎた場合は、失敗した部分をカットするしかありません。
まずは担当の美容師さんに「カットとかけ直しのどちらがいいのか?」を相談してください。

ヘアアイロンで無理やり伸ばす

ヘアアイロンで無理やり伸ばすのは非常に危険。
そもそも、ヘアアイロンは一般の方が想像している以上にダメージが大きいです。

過度にヘアアイロンをすると、美容室での手直しが難しくなります。
基本的には、縮毛矯正に失敗したらヘアアイロンは使ってほしくありません。

髪にダメージがある状態で縮毛矯正をかけ直す

縮毛矯正のかけ直しは、慎重に行なう必要があります。
縮毛矯正に失敗したらかとって、安易にかけ直してはいけません。

特に髪のダメージが深刻な人は、絶対にやめてください。
最悪の場合、髪が途中から切れてしまいます。

美容室での縮毛矯正が失敗したときのお直し・返金


縮毛矯正に失敗されたからといって、返金やお直しが100%できるわけではありません。
返金やお直しが希望の方は、ルールに則って問い合わせをしましょう。

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縮毛矯正の失敗は返金が100%できるわけではない

大前提として、美容室が返金するのは義務ではありません。
これを聞いて「失敗したら返金は当たり前でしょ!」と思った人もいるはず。

しかし、法律で「返金の義務はない」となっています。
つまり、返金するかしないかは、美容室サイドに決定権がある場合が多いです。

故意ではない失敗は、返金ではなくお直しが基本的な対処法になります。
過度に美容室へ返金請求をすると、逆にクレーマー扱いされるので注意。
この部分を頭に入れてから読み進めてください。

返金保証は電話での問い合わせがベスト

美容室へ返金請求するなら、電話のような会話ができる環境が良いです。
理想は、直接美容室に訪れて返金請求をするのがおすすめ。
しかし、縮毛矯正を失敗されて美容室へ直接行くのは気が進まない人がほとんどだと思います。
電話でも十分なので、美容師さんに以下の内容を伝えてください。

  • どの部分が失敗と感じたのか?
  • 返金とお直しのどちらで対応ができるのか?

先ほども説明しましたが、返金されるケースは稀です。
まずはお直しでの対応になります。

保証期間内であれば対応してもらえるケースが多い

多くの美容室には、技術の保証期間があります。
基本的には、1~2週間前後が多いです。
美容室に返金やお直しを要求するなら、期間内に行なってください。
期間を過ぎると、美容室が対応をしてくれなくなります。

同じ美容室でのお直しは慎重に検討

縮毛矯正を失敗されてお直しをする際は、同じ美容室が基本です。
ここで、お直しをお願いするときの注意点があります。

ダメージ(ビビリ毛)の失敗の場合は、同じ美容室はやめておきましょう。

なぜなら、美容室自体がお直しをする技術を持ち合わせていない可能性が高いからです。
ビビリ毛になったことを美容室へ伝えて、他店でお直しするための返金請求をした方がいいかもしれません。

縮毛矯正で失敗しない方法


手直しや返金などの問題が起こらずに、希望どおりの縮毛矯正ができるのがベストです。
ここでは、縮毛矯正で美容室を予約する際の失敗しないコツをお伝えします。

美容室の実績や口コミをチェックする

縮毛矯正に関するSNSの投稿や口コミが多い美容室を選びましょう。
以下を目安にしてください。

  • 縮毛矯正の口コミが10件以上
  • 縮毛矯正のSNS投稿が30件以上

正直、縮毛矯正に失敗しないためにはこれが重要です。

縮毛矯正の値段が安すぎる美容院は避ける

縮毛矯正に限らずですが、安いのにはワケがあります。
縮毛矯正の価格が安い美容室は、流れ作業で担当される可能性が高いです。
しかし、これは美容室が悪いわけではありません。

低価格で縮毛矯正をするための取り組みの1つです。
「安い=悪い美容室」と勘違いしないようにしてください。

縮毛矯正経験が豊富な美容師を指名する

美容室の中には、縮毛矯正に特化したサロンがあります。
このような美容室にお任せすると、失敗する可能性は限りなく低いです。
その代わりに、一般的な美容室よりも料金が高い場合が多いです。

施術前に自分の髪の状態を伝える

縮毛矯正で失敗する原因の多くが、髪の状態の悪さです。
バージン毛の髪で失敗することはほとんどありません。
以下のような髪の人は、予約時点で伝えておきましょう。

  • ブリーチをしている
  • 繰り返し縮毛矯正をしている

事前にDMなどで伝えるのがベストです。

行きつけの美容室をつくっておくのもおすすめ

行きつけの美容室を見つけるポイントは、「何を重視するか?」です。
例えば、価格を重視するなら安い美容室があなたにとって行きつけの美容室になります。
ダメなパターンは、「価格も安くて技術もしっかりしている美容室」みたいな見つけ方です。

なかなか、そのような美容室はありません。
行きつけの美容室を見つけるなら、重視するポイントを決めておきましょう。

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縮毛矯正を失敗されたら冷静に対処するのが重要


今回のテーマ『縮毛矯正の失敗例別対処法! 返金請求、お直しはできる?』についてまとめていきます。

・縮毛矯正は非常に難しい技術
・ビビリ毛になるとお直しは難しい
・返金は100%できるわけではない
・縮毛矯正に失敗したら返金よりもお直しが基本
・SNS投稿や口コミを見て美容室を決めると失敗が少ない

縮毛矯正は、失敗すると手直しが大変です。
そのためにも失敗しない美容室選びが重要になってきます。
価格だけで決めずに、美容師さんの情報発信などをしっかり見て美容室を決めてみましょう。
この内容が少しでも役に立つと嬉しいです。

 

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