妊娠中にヘアカラーをしたくなったという女性は、何気に多いと思います。
じつは妊娠中のヘアカラーの中でも、勘違いから来る後悔の話がよくあります。
失敗しないためにも、妊娠中のヘアカラーのやり方についてまとめてみました。参考にしてみてください。
妊娠中のヘアカラーで後悔する例
妊娠中でもヘアカラーに挑戦しようと、張り切って美容院に行ったら後悔した、という話はよくあります。
それは、妊娠そのものが体調だけでなく精神にも影響を与えることが多いからです。
以下の例を参考に、後悔しない方法を模索してみてください。
少なくとも、美容院に予約してからヘアカラーをしてもらったほうが安心ですよ。
長時間同じ体勢でつらくなる
ヘアカラーをする場合、髪に薬剤を浸透させるために、放置する時間が必須です。
その放置時間は、メニューによって違いはあるでしょう。
それでも30分ほどは座りっぱなしになる可能性があります。
長時間座りっぱなしだと、骨盤などに負担を与えます。
お腹が張っている時にヘアカラーをしてもらったら、体調が悪くなった例は少なくありません。
また、つわりがひどい時にヘアカラーをしたら、座っているだけでも辛くなるもの。
妊娠している時にヘアカラーをするのであれば、これらのことを理解しておきましょう。
カラー剤のにおいで気分が悪くなる
妊娠すると、ちょっとしたにおいにも敏感になりがちです。
カラー剤のにおいで気分が悪くなったという話はよくあります。
予約をする時に妊娠していることを伝え、においが少ないヘアカラー剤を使ってもらうように相談してみてください。
妊娠を経験した美容師なら、特に快く応えてくれますよ。
その後しばらく美容院に行けずブリンに
自分の体調や赤ちゃんのことを考えて、ヘアカラーをなるべく控えるようにしている妊婦さんはたくさんいます。
ただ我慢していたら、根元がプリンになったという経験のある人は多いと思います。
さすがに数ヵ月放置すると我慢できなくなって、結局ヘアカラーをしたという妊婦さんもたくさんいます。
特に外出する予定がないのならプリンのままで問題ありませんが、どうしても染める必要がある場合は、行きつけの美容室に相談してみましょう。
信頼できる美容師さんなら、素早く根元だけでもカラーをしてくれますよ。
赤ちゃんへの影響が心配になる
ヘアカラーは赤ちゃんに悪影響だという情報を、SNSなどで見た経験はあると思います。
妊娠中だと誰でも不安になるのは当たり前です。
しかし、妊娠中にヘアカラーをしても、特に問題はないと言われています。
なぜなら、薬剤が頭から体の中に侵入する事例はないとされているからです。
とはいえ、不安でなかなか髪を染められなかったという人は意外に多くいます。
また、プリンの状態を長く放置していた人の中には、無駄な我慢だったと後悔している女性も少なくないようです。
いずれにしても、妊娠中にヘアカラーをするかどうかは、自分で判断する必要があることを覚えておきましょう。
そもそも妊娠中のヘアカラーはOK? 赤ちゃんへの影響は?
妊娠中にヘアカラーをすると、薬剤がお腹の中の赤ちゃんに影響を与える、という情報は今でも出回っています。
しかしその情報に踊らされて、後悔している女性もいることでしょう。
結論から言ってしまうと、問題ないという研究結果がほとんどのようです。
胎児への影響は報告されていない
妊娠中にヘアカラーをしても問題ないと紹介しましたが、それは、ヘアカラーの影響がほとんどなかったという論文が多く出回っているからです。
妊娠中に抗菌石鹸、制汗剤、香りの強い化粧品、マニキュア、ヘアカラー、日焼け止めのどれか1点を使用した群では、全く使用しなかった群に比べて、先天性腎尿路異常の発生頻度は0.48〜1.23倍でした。2点使用した群では0.60〜1.46倍、3点以上使用した群では0.44〜1.06倍でした。このように、母親の妊娠中のパーソナルケア製品使用と新生児先天性腎尿路異常との間に、関連は見られませんでした。
※引用:国立環境研究所より
このように、妊娠した女性を対象に行なった研究でも、ヘアカラーが胎児の健康に大きく影響したという結果は出ませんでした。
プリンのままで外出できなかった…という後悔をしないように、体調がいい時にヘアカラーに挑戦してみてもいいかもしれませんね。
ジアミン配合のカラー剤は要注意
赤ちゃんへの影響はないにしても、母体が大丈夫だとは言い切れません。
少なくとも体調が良くない日にヘアカラーをすると、弱っているところに刺激を与え、アレルギー反応が出るケースがあるからです。
ヘアカラーでアレルギーの反応が出る原因は、染料の成分であるジアミンとも言われています。
できるだけジアミンが入っていないヘアカラーを選ぶようにすれば、少ないリスクで髪が染められるでしょう。
妊娠中にヘアカラーをする際のポイント・注意点
妊娠中でもヘアカラーをして大丈夫だと紹介しましたが、もちろん注意点はあります。
注意するべきポイントがわかっていれば、事前に対策できるもの。
以下で紹介するポイントを意識して、ヘアカラーをするようにしてください。
市販のカラー剤は避けて美容院で行なう
妊娠している女性にとって、美容室でのヘアカラーは敷居が高いと感じる人はいると思います。
そこで候補になるのが、市販のヘアカラー剤ではないでしょうか?
じつは、市販のヘアカラー剤は気軽に染められる反面、頭皮や髪への負担が大きくなります。
妊娠中の女性の体は弱っている時があるので、頭皮がかぶれたという話も少なくありません。
そのため、ヘアカラーをするのであれば、できるだけ美容室でしてもらうようにしてください。
体調がよい日に行く
美容室でヘアカラーをしてもらったとしても、刺激がゼロになるわけではありません。
体調が悪い日にヘアカラーをすると、頭皮が荒れて大変だったということもよくある話です。
また、長時間同じ体勢をキープするのも、体調に大きく影響します。
つわりがひどくなったというケースもあるので、体調がよい日に染めに行きましょう。
妊娠初期は避けたほうが無難
妊娠初期は、流産の可能性が最も高い時です。
体の負担が大きくなるので、ヘアカラーをするタイミングは慎重に考えましょう。
できるだけ赤ちゃんが安定した時期を狙っていくのがベストです。
美容院には予約の段階で妊娠中と伝える
妊娠している時ほど、美容院に行く前に電話でヘアカラーの相談をするようにしましょう。
あらかじめ希望を伝えておけば、担当美容師も準備ができてスムーズに施術が進みます。
また美容院内で情報が共有される点も、予約をするメリットのひとつです。
妊娠していることを把握した上で、うまく接客してくれるはずです。
母子手帳・保険証を持参する
妊娠している女性の体には何が起こるかわかりません。
美容院で施術をしてもらっている最中に体調が激変し、病院へ直行しないといけない可能性もゼロとは言えません。
その時に母子手帳や保険証がなければ、診察時に手間取ってしまうこともあります。
スムーズに検診してもらうためにも、母子手帳と保険証は持参しておきましょう。
ラクな姿勢を保つ
美容院でのヘアカラーは、必ず長時間座りっぱなしになります。
妊娠した女性にとっては、あまりいい状態ではありません。
筋肉が緊張して痛くなる上に、骨盤にも悪影響です。
背筋を伸ばすなどして、ラクな姿勢を見つけるようにしましょう。
かゆみや赤みが出たらすぐ施術をストップする
妊娠していると、どうしても体が弱りがちです。
ヘアカラーの刺激に耐えられないかもしれません。
場合によっては、赤みが出てかゆくなるケースもよくあります。
違和感があったらすぐに担当美容師に伝えて、ヘアカラーをやめてもらうようにしましょう。
手入れしやすいスタイルにするのがおすすめ
ヘアカラーも含めて、妊娠した女性は髪型を整えることにまで気が回りません。
体調や赤ちゃんにまで注意しないといけないので、できるだけ手入れしやすいスタイルにしてもらいましょう。
希望の髪型があるのなら、赤ちゃんを産んでから体調が戻ってきた時にしたほうが無難です。
妊娠中でもヘアカラーは楽しめる! ただし赤ちゃんや体調が最優先!
妊娠中は身体や精神が思ったよりも繊細になり、赤ちゃんにまで影響する可能性もあります。
とはいえ、ヘアカラーが原因で直接赤ちゃんに悪影響が及ぶ心配はほとんどありません。
むしろ無理に我慢することでストレスが溜まり、後悔してしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、予約の際に妊娠していることをあらかじめ担当美容師に伝えるようにしてください。
スムーズにやり取りをしてくれるので、ヘアカラーでの後悔は少なくなりますよ。
ただし妊娠初期は避けるようにし、体調が万全なタイミングでヘアカラーをするようにしましょう。
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